Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ後期 第12節 FC Juarez 0-1 UNAM

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PUMASがFCファレスを制し、メキシコサッカー1部リーグにおいて白星街道へ返り咲く
 
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FCファレスのゴールキーパー:カルロス・ロドリゲスのプレゼントとも言える得点で、PUMASは7試合未勝利という悪い流れを断ち切り、FCファレスから勝ち点3を挙げる
 

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PUMASがメキシコサッカー1部リーグにおいてワーストチームとも言える、総合順位表の最下位で勝ち点8のFCファレスをアウェーの一戦で0−1と下した。試合唯一の得点はFCファレスのゴールキーパー:カルロス・ロドリゲスのプレゼントとのおかげで、ジオゴ・デ・オリヴェイラが今シーズン3点目でPUMASは勝ち点15となり、総合順位表の暫定で第8位まで上昇した。この勝利は火曜日にCONCACAFチャンピオンズリーグ準決勝1stレグの対クルス・アスル戦をオリンピック・スタジアムで戦った後に、金曜日にはアウェーで総合順位表の第3位であるCFプエブラを訪れるという複雑な週を迎えるチームにとって、待望の勝利である。
 

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7試合未勝利という悪い流れを断つ為にベニートファレス・オリンピックスタジアムを到着したPUMASは、勝ち点3を目指して試合の序盤からエンジン全開で攻撃を仕掛け、前半早々に相手ゴールポストへ直撃するという先制するチャンスを掴んだ。アラン・モソによるサイド攻撃からパスを受けたジョゼ・ロジェーリオがダイレクトで折り返したボールを、最後はジオゴ・デ・オリヴェイラが左足を差し出してシュート。必死にセーブしにいった相手ゴールキーパー:カルロス・ロドリゲスを掻い潜ったボールは、ゴールポストへ直撃。FCファレスは、いきなりの窮地から救われた。このピンチから一転して攻勢に転じたチームは、中盤を制圧して何度か先制チャンスを掴んだ。
 

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マルティン・ガルバンが右サイドを駆け上がってセンタリングしたボールを、エドゥアルド・サバラが相手ディフェンダーとの競り合いに勝ってヘディングシュート。これはゴールキーパーアルフレード・タラベラが無難に捌いた。前半32分には、カルロス・ロドリゲスがこの試合最初のセーブを見せた。オマル・イスラスがサイドを崩して、相手ディフェンダーが空いたスペースを閉めようとするところを、イゴール・メリタオがゴールに向かって鋭いシュート。しかしながら、このシュートはカルロス・ロドリゲスがコースを逸らすようにセーブした。メキシコサッカー1部リーグにおける生き残りを賭けてFCファレスは勝利を目指したが、ゴールライン付近でスペースを埋めた為彼らはそれを利用して、明確な得点チャンスを創った。ダリオ・レスカノがエドゥアルド・サバラへスルーパス、これをコントロールして完全にフリーな状態でシュートを放ったが、これもまたアルフレード・タラベラが1対1を制して難なきを得た。
 

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タラベラが英雄的なゴールセービングを見せれば、ロドリゲスもまた自陣を守った。ペナルティーエリア内で幾つかのリバウンドの後、メリタオが力強いシュート。これをしっかりと弾いて、コーナーキックへと逃れた。ピンチはその後も続いたが、ロドリゲスは何度もPUMASのチャンスを防いだのであった。しかしながら彼がこの試合におけるダーティーな役割を担うことになってしまったのは後半30分、メリタオがハーフライン付近から対角線のボールでワシントン・コロソへ。これを左サイドから浮かしたセンタリングを上げたボールに対して、左足を差し出してクリアした跳ね返りをジオゴ・デ・オリヴェイラが押し込んでゴール。単純なボールに対する不用意なプレーが招いた、悲劇であった。
 

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試合の終盤にはPUMASは後ろに引いて、カウンターアタックを狙い白星をしっかりと手にした。後半38分には、途中交代で出場したファン・ディネンノが相手ディフェンダーゴールキーパーへ戻したボールをチェイシング。一瞬の隙を突いてボールへ最初に触ったところをカルロス・ロドリゲスが、スライディングでファール。しかしこれは試合の主審:フェルナンド・ゲレロもVAR(ビデオアシスタントレフェリー)のレビューすらなく、試合はそのまま0−1のまま終わったのであった。
 

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