Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ前期 第1節 裏話

 

 

良かった点:PUMASの試合後半に行なった選手交代による顕著な改善、コントロールされたボールによる、より良いビルドアップ、そして新たな下部組織出身選手のメキシコサッカー1部リーグデビュー。ホルヘ・ルバルカバが左サイドでとても良いプレーをし、またグスタボ・デル・プレテのパフォーマンスもとてもよく見えた。クラブ・ティファナによる2つの明確な得点チャンスはいずれも負傷で出場できないアルトゥーロ・オルティスの代わりに出場したセンターバック:ホセ・リカルド・ガリンドがマークで負けており、今のところこのポジションは誰かが代わりに務めるべき(ホセ・カイセド然り)。左サイドバック:パブロ・ベンデンノは良いスタッツを残したが、同様にヘスス・リバスに代わるべき。

 

 

悪かった点:PUMASは勝てた試合であり、勝つためにハードワークをして試合で優勢だったので、負けたかのような後味が残った。中盤でチームを引っ張り、コーディネート出来るミッドフィルダーがいないことが足かせになっている。

 

醜かった点:この試合ゴールへ向かう力強さに欠けたように見えた(注目しなければならないのは、シーズンを通してこのようにはならない点)が、この日は勝つために苦労した。クラブ・ティファナはほとんど何もプレーらしいプレーをせず、ミスばかりでカウンターアタックのみだった。

 

 

まだシーズンは開幕したばかりで、PUMASはチームプレーも個人プレーも改善しなければならない。昨シーズンのフラストレーションが感じられるのは明らかだが、それはもう過去として置いておいて、新たに始めなければならない。チームの具合は良さそうで、特定のポイントを調整するのみ。

 

 

グスタボ・デル・プレテへのPUMAS加入後インタビュー

 

「PUMASについて良い話しをしてくれた多くの人々も、PUMASへ加入するという決断をするきっかけの1つだった。アンドレス・リリーニ監督の呼びかけは重要だった。なぜなら監督が自らの声で自分のことを頼りにしたいと感じさせてくれるのは、とても素晴らしいことだからだ。自分は非常に満足している。」

 

「多くの若手選手たちがいる、とても健康的な集団に出会った。誰もが必ずしも得られないチャンスを与えられることが気に入ったので、それは素晴らしいことだ。彼らはそのチャンスを利用しなければならない。とても素敵な集団と出会い、よりうまく適応することが出来そうだ。」

 

 

「PUMASがどれぐらいビッグクラブであるかを知っている。それは、とても頼りになる存在だ。最後にリーグ優勝してからだいぶ時間が経過しているが、選手たちは偉大なシーズンを送り、あともう少しのところまで来ている。これは、全てプロセスの問題だ。1試合ずつ、やっていかなければならない。最後には、リーグ優勝出来ることを願っている。」

 

「ファン・ディネンノは、自分と同じアルゼンチン人だ。ゴールに向かってシュートを放とうとしている、チームメイトへアシストをするのは好きだ。彼らはそこでゴールを決めることだけに集中すれば良い。各選手たちにそれぞれのやるべき事がある。エドゥアルド・サルビオはとても多くの引き出しを持っていて、信じられないキャリアを持っている。」

 

 

アンドレス・リリーニ監督へのインタビュー(開幕戦の数日前)

 

「PUMAS以外のチームを率いることは考えられない。少なくともPUMASは、自分が他のクラブに就職することを願っていない。総合順位表の第8位以内(直接リギージャ進出)しなければならない。どうやってそこへ辿り着くかは、最後の瞬間まで分からない。自分の最大の望みは、PUMASがリーグ優勝することだ。多くの信頼を得るために、サポーターとクラブにリーグ優勝を与えることがこのプロジェクトに欠けている。」

 

 

「今シーズンの補強は、量ではなく質で決めた。それは、より精度の高いものだった。補強選手たちと移籍契約を結ぶ前に、会長に対してPUMASがどういうクラブとサポーターであるかを説明するために、彼らと話させてくれと頼んだ。グスタボ・デル・プレテ、エドゥアルド・サルビオ、アドリアン・アルドレテやファン・ディネンノら、全ての補強選手たちとそうやって来ている。」

 

 

「エドゥアルド・サルビオを選んだのは、彼の選手としての特徴からだ。彼と2度話をして、それは非常に大切なものだった。自分が彼に何を望んでいるのかを説明した。彼の持っている経験が必要なため、サルビオを加入する。デル・プレテやイグナノのようなストライカーはゴールゲッターであり、そのエリアにたくさんのセンタリングが必要なため、両足からそれを供給してもらう。CONCACAFチャンピオンズリーグの準決勝と決勝は、選手たちがピッチに倒れているのを見て非常に大きな胸の痛みだった。これは、乗り越えることが出来ないものだ。」

 

 

元メキシコサッカー1部リーグのレフェリー:フランシスコ・チャコンは、PUMAS対クラブ・ティファナ戦の主審:アドナイ・エスコベドはペナルティキックの判定をすべきだったと述べ、二重の制裁、つまり相手選手のジャージを引っ張り、ハンドを犯したとさえ述べている。

 

この責任はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)にあった。なぜならこのプレーを様々な角度から、ビデオを見せていなかったからだPUMASに対する二重のペナルティキックの判定、1つめはジャージを引っ張ったこと、その後明らかなハンドを犯しているのに、主審:アドナイ・エスコベドは笛を吹かなかった。彼は100%VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に専念しなければならず、ピッチにおいて信頼のおけるレフェリーとして振舞えていない。