Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

プレシーズンマッチ・スカイ杯第2節 UNAM 1-2 Cruz Azul

 

クルス・アスルが・スカイ杯第4節において、PUMASを制する

 

 

クルス・アスルは先制されたが、プレシーズンマッチ初勝利を収めるために行なった選手変更によって、試合により良くフィットした

 

 

PUMASとクルス・アスルは2023年後期ステージの準備を続けており、両チーム共にスカイ杯で2度目の試合を行なった。翌シーズンに向けて、両監督が持っている幾つかの狙いが少しずつ見え始めた。しかしながらクルス・アスル側では、FIFAの選手移籍システム上来年まで(翌シーズン開幕まで)新補強選手:アウグスト・ロッティやラミロ・カラーラらのお披露目は出来なかった。

 

 

試合では良いプレーをしようと試みたものの、多くの不正確なプレーやミスがあって、両チーム共にそれを活かせなかった。PUMASはよりダイナミックなプレーや縦パスを見せたが、クルス・アスルはそれに対して後方にとどまらず、試合序盤に何度か得点チャンスを得たが、ウリエル・アントゥナがそれをフイにした。

 

 

最初に先制したのはPUMASで、前半9分アルトゥーロ・オルティスによるハーフライン付近からのロングフィードを、グスタボ・デル・プレテが相手ディフェンダー:ラファエル・ゲレーロとの競り合いに勝ち、そのまま右足のシュートでボールを押し込んだ。

 

 

クルス・アスルが同点に追い付こうとして、またPUMASは追加点を狙う姿勢を見せたので試合は動くかと思われたが、両チーム共に得点チャンスは得られなかった。前半26分、カルロス・ロトンディが同点に追い付くためのシュートを放ったが、ゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスに抑えられた。またホルヘ・ルバルカバは追加点を狙ったが、相手ゴールキーパー:ホセ・コロナに防がれた。

 

 

後半に入って両チーム共に数多い選手交代を行なったので、試合はそれまでとは全く別の展開を見せた。イゴール・メリタオがPUMASのリードを拡げるために放ったシュートは、ゴールバー直撃であったものの、リズムは保ちつつ得点を挙げるための調整力が欠けていた。

 

 

PUMASはチャンスを逃し、後半13分にクルス・アスルは途中交代出場したゴールキーパー:ヒル・アラカラのミスで放ったゴールキックが短すぎて、これを拾ったカルロス・ロトンディがミドルシュートで同点に追い付いた。さらにクルス・アスルはミゲル・セセーニャのヘディングシュートで逆転しようと試みたが、惜しくもクロスバー直撃に終わった。

 

 

引き続きクルス・アスルは得点チャンスを創出し、後半23分ホルヘ・ガルシアによる素晴らしいパスから、最後はロドリゴ・クルスのシュートで逆転に成功した。PUMASは効果に欠ける攻撃によって、逆にクルス・アスルはパンチのある攻撃を示した1戦となった。