Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

ダニエウ・アウヴェスがスペインで逮捕・収監されたことを受けて、PUMAS退団へ

 

PUMASは、性的虐待の疑いで調査されているブラジル選手の事件について判決を下した

 

ダニエウ・アウヴェスは、バルセロナの最高裁判所が女性からの告訴を受けて捜査開始した結果、現地時間20日に身柄を拘束。裁判官に保釈を却下され、バルセロナ近郊の刑務所に収監されたことを受けて、所属クラブであるPUMASはブラジル人選手との雇用終了を発表した。地元新聞記者によると、この決定は契約違反の選手にとってクラブに法的影響を与える可能性があるとのこと。

 

 

PUMASの会長:レオポルド・シルバは、

「ダニエウ・アウヴェス選手が直面している法的手続きについて本日得られた情報によれば、彼はスペインで拘留。裁判官に保釈を却下され、バルセロナ近郊の刑務所に収監されており、クラブ・ウニベルシダ・ナシオナルは、本日よりダニエウ・アウヴェス選手との雇用契約を終了する決定を下した。」と、記者会見で語った。

 

 

「正当な理由によってダニ・アウベスとの契約を解除する。当クラブはクラブの精神と価値観に反する行為を容認しないことを改めて表明する。選手たちが社会、メキシコ、そして世界のどこであっても模範となるようにピッチの内外における敬意、誠実さ、品位、プロとしての振る舞いを推進し、我が国の若いアスリートのトレーニングと育成において、歴史的に模範となってきた我々の哲学が1人の行為で傷つけることは許されない。」と、付け加えた。

 

 

性的暴行があったとされるのは昨年12月30日から31日の夜にかけてで、バルセロナ市テュセット通りにある人気のナイトクラブ「サットン」。アウベスは友人と踊っていた女性の下着に同意なく手を入れ、その後トイレまでついていったと伝えられた。

検察庁の要請と、原告からの私的な告発を受け入れてバルセロナの第15審裁判所の判事はアウベスに聴取を行った上で、刑務所に送ったと説明。保釈を却下した理由は「治安判事は経済力と国外のメキシコに住んでいることを考えると、逃亡の危険性が高いと判断した」とのこと。その後メキシコサッカー1部リーグではこの問題を裁定し、その中でブラジル人選手の訴訟を保留してPUMASと共に決定を下すことを声明で発表した。

 

 

シルバ会長は「ダニエウ・アウヴェスに関する情報に従って、彼が置かれている手続き上の法的状況に関して、クラブ・ウニベルシダ・ナシオナルは、アスリートと締結された労働契約で確立されているように、内部就業規則と同様にその行動と制裁を行なう。」と、クラブの声明で述べている。

 

ダニエウ・アウヴェスは、バルセロナにおいて2度目のプレーをした後、2022年前期ステージに向けてPUMASに加入。 計13試合をプレーし、2023年後期ステージでは開幕節において対フアレスFC戦のみ後半からプレー。第2節の対サントス・ラグーナ戦では、彼のパートナーであるジョアナ・サンスの母親の葬式に出席するためにスペインに旅行したため、欠場していた。