Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年後期 第4節 裏話

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今回は久しぶりに、サポート仲間たちと車を乗り合いで遠征しました。

まずは、目的地であるイダルゴ州へ向かう国道850号線にある地下鉄3号線のポトレロ駅に朝9時半に集合。

 

 

ここから約90km(車で約1時間ちょっと)の道のりを、今回は車2台で計9名の乗り合いで遠征しました。

 

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まずは国道途中にある、バルバコア*1屋さんで、腹ごしらえ。前回パチューカへ遠征した際

 にも立ち寄ったのですが、3年前はここで調子に乗ってプルケ*2を飲み過ぎて酔っぱらってしまったので、今回はスルーしました。

 

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それでも午後1時半ぐらいには、州都であるパチューカ・デ・ソト市に到着。試合まで時間があったので、ブラブラと散策。サポーターの代表であるアルトゥーロのご両親がここの出身であるらしく、かなり詳しかったので色々とガイドをしてもらいました。

 

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ガブリエルさんの手作りアイスクリームというお店に。創立100年以上の老舗で、お父さんは1901年にCFパチューカのクラブ設立をした際の1人(ボールペンで指している写真)だったそうです。

 

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午後5時頃には、スタジアムへ到着。このスタジアムは1993年に竣工され、前回来た際にも思いましたが、築26年ということであちらこちらに老朽化の兆しが見えました。

 

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チームの状況が開幕して、3戦未勝利ということもあって、スタジアムのサポーターもやや寂しい感じでした。また試合のウォーミングアップ前にPUMASのクラブ副代表:レアンドロ・アウグスト(真ん中の白いスエット)とケレタロFCの取締役:ホワキン・ベルトラン(向かって右から2番目)の両OBが、テレビ番組に出演していました。

 

Liga MX Apertura 2018: La directiva de Pumas busca refuerzos en Argentina | MARCA Claro México

【2019年後期ステージへ向けて】PUMAS首脳陣は、アルゼンチンで補強選手を探す(2018年10月25日付)

2019/01/08 03:53

 

実は数日前に、ウルグアイ代表アンダー20のストライカー:ニコラス・スキアッパカッセ*3という選手にPUMASの新補強選手としてクラブが交渉中というニュースがあったので、直接ご本人に聞いてみたところ「企業機密なので、今は話せない。」ということでした。

メキシコリーグ2019年後期 第4節 Pachuca 1-0 UNAM

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マルティン・パレルモ*1のメキシコサッカー1部リーグ監督デビュー、CFパチューカがPUMASを破る

 

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CFパチューカがフランコ・ハラのゴールで、PUMASを1-0で倒す

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CFパチューカがホームにおいてPUMASを倒し、今シーズン2勝目で勝ち点3を挙げ2019年後期ステージのリギージャ(プレーオフ)進出へ向けて順風満帆。2019年後期ステージの第4節における先制点を挙げることで、今シーズン2勝目と勝ち点3を挙げるためにアドバンテージを取るべく、試合開始からCFパチューカは相手ゴールを目指した。

 

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この試合はCFパチューカの新監督:マルティン・パレルモのメキシコサッカー1部リーグデビューであったこともあり前半から攻勢をかけたのだが、均衡を破るために得点チャンスを作ったものの決めきることが出来なかった。

 

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前半最も重要なプレーは、30分におけるCFパチューカがあわや先制という場面であった。しかしながらオフサイドの判定となり、前半はスコアレスドローで折り返した。後半開始からも引き続き、CFパチューカが試合を支配した。

PUMASは逆に先制してアドバンテージを握るために相手ゴールに向かう力強さを示さず、さらには攻撃面においても守備面においても幾つかの重要なミスを犯し、CFパチューカがPUMASゴールを攻撃し続けることを許した。

 

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後半20分、フランコ・ハラのゴールでCFパチューカが先制し、勝ち点3を挙げるアドバンテージを握った。試合はそのままホームチームが守備陣の良いプレーで、PUMASを完封し続けた。この試合の結果、マルティン・パレルモの指揮開始はチームの目標であるリギージャ(プレーオフ)進出へ向けて視界良好で、初戦から昨シーズン好成績を収めたトーナメントにおける強豪チームの1つを破った。

 

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さらに今節以降アウェイでロボスBUAPとプエブラFC、ホームゲームでCAモナルカス・モレリアを迎え撃つという弱小チームとの対戦を控えていることもあって、よりリラックスしてトーナメントを進められる。CFパチューカは2勝目を挙げ勝ち点6となったが、シーズンは未だ始まったばかりで8失点を蒙っている状況である故に、リギージャ(プレーオフ)進出へ向けて引き続き勝ち点を挙げていかなければならない。

 

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◆ダヴィッド・パティ―ニョ監督が、更迭

試合の翌日、クラブよりオフィシャルに発表

メキシコリーグ2019年後期 第3節 試合後 記者会見要旨

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2点のリードで逃げ切って、勝利を掴むという意図がそこにあった。しかし空いたスペースから1点目を奪われて、相手チームのプレッシャーを跳ね除ける手数を欠いた。

 

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ファン・マヌエル・イトゥルベとカルロス・ゴンザレスは、2人とも良くなっているが、少しでも早く回復するために医療スタッフは強行軍で治療に専念している。

 

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勝利を逃したことはとても痛手で、敗北に近い。ある監督が何年も前に、選手は常にベストを尽くすと教えてくれた。その意味でも、リプレイを見直して総括しないとならない。

 

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このホームゲーム対ヴェラクルス戦(0-0)とCFアトラス戦(2-2)は、我々にとって敗北のようなものだ。一刻も早く、結果を出さなければならない。

 

 

◆元PUMASDFの呟き

自分の視点で言えば、PUMASはメンタル的な何かが起きている。

20分間もしくは40分間、同じように上手くプレーが出来ず、残りの時間は他のチームになってしまう。

コンフォーミズム=画一主義(個々の事情や個性を考慮に入れないで、すべてを一様にそろえること)なのか?集中力なのか?単純に選手が必要とするモチベーションなのか?

個人の、そしてチームのモチベーション。

ハードワークして行こうぜ!

メキシコリーグ2019年後期 第3節 UNAM 2-2 Atlas

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CFアトラスがオリンピック・スタジアムで、ロスタイムにPUMASに追い付く

 

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2019年後期ステージ第3節対PUMAS戦・後半46分CFアトラスが、ファン・パブロ・ヴィゴンのゴールで2-2のドロー

 

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メキシコシティに冷たいセンセーションが走った。それはただ今冬の真っ只中で、まるでベッドの中でくるまっているところをたたき起こされるようなものだった。オリンピック・スタジアムで行われたPUMAS対CFアトラス戦は、リギージャ(プレーオフ)へ進出する中長期的な期待と可能性を維持する上で、勝ち点3を上げることが義務付けられていた。少しずつ差してきた日差しは、ビジターが2-2のドローで勝ち点1を拾うことに有利に働いた。

 

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時にサッカーは、不公平で残酷なスポーツである。PUMASは2,3名の代替え選手たちをスタメンで起用、10代の2人がスポットライトを浴びた。ディエゴ・ロサレスが左サイドバック、ブライアン・フィゲロアがフェリペ・モラの後方でTOP下でそれぞれ出場した。下部組織出身選手を起用するのはクラブの歴史的な精髄であるにもかかわらず、若手選手たちを優先するのはいささか妙であった。

 

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切迫した負傷者や疑問を抱えるスタメン選手たちを前に与えられた可能性は、彼ら若手選手たちやクラブ自身に対して有益なはずであった。キックオフから4分経過した時、ブライアン・フィゲロアがフェリペ・モラへパスをしようとしたが、CFアトラス守備陣はその攻撃をミスなく最小限に抑え、両チームによる調整を難しくした。一方で、ディエゴ・ロサレスはもっと地味であった。

 

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ストップウォッチは進み両チームともにチャンスを作れないまま、前半22分ヴィクトル・マルコラがピッチの上における膠着状態を破った。マルティン・ロドリゲスへ得点チャンスが生まれるエリアへスルーパスを出したが、パスが弱くゴールラインまで届かず相手ディフェンダーにとって容易くカットされた。

 

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しかしこのスポーツは、言わばリベンジの応酬である。その数分後に同じくヴィクトル・マルコラが、CFアトラス陣内でフリーキックを蹴った。レフェリーはハンドによるファウルの宣告するのが少々遅れたが、フリーキックのホイッスルが鳴った後ボールは見事なカーブを描きゴールに吸い込まれた。申し分のない、先制点。PUMASイレブンの士気が一気に上がった。

 

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前半33分、全てがよりしっかりと見えた。フェリペ・モラがパブロ・バレーラによる正確なセンタリングを、ホセ・エルナンデスが守るCFアトラスゴールの右サイドをヘディングシュートで突き刺した。オリンピック・スタジアムが、喜びで爆発した。PUMASにとって、良い日になりそうであった。

 

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今のチームにとってダヴィッド・パティ―ニョ監督のサッカー:リードしたまま試合を終え、そのリードを拡げることを理解することに、非常に手間が掛かっている。昨シーズン、このような状況は数少なくなかった。それがあってか、ダヴィッド・パティ―ニョ監督は手を打った。ダヴィッド・カブレラとファン・マヌエル・イトゥルベをピッチへ送り、中盤におけるアドバンテージと攻撃の枚数を増やした。

 

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オリンピック・スタジアムとPUMASにとって、後半はとても苦労している。CFアトラスに対して前半に相手の勢いを削ぎ、後半になってそれがいつの間にか消える。後半15分、CFアトラスはファン・ヴィゴンのゴールによって点差を1に詰めた。これによって、試合の行方が分からなくなってきた。PUMASは、悪夢を打ち払おうとした。

 

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試合は進みホームチームは助かったかに見えたのは、アルフレッド・サルディヴァルが何度も窮地を救ったからだ。PUMASは、今シーズン初めての価値ある勝利を収めたかに見えた。しかし、それは叶わなかった。CFアトラスはまたもやファン・ヴィゴンの得点によって追い付き、PUMASにとって痛々しいドローをもたらした。

 

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メキシコ杯 2019年後期 第2節 U. de G. 0-2 UNAM

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PUMASが、対レオネス・ネグロス戦のメキシコ杯で遂に勝つ

 

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フェリペ・モラとヴィクトル・マルコラの得点が、グアダラハラにおけるアウェイゲームでの勝利に貢献

 

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PUMASは水曜日に行われたメキシコ杯グループ9のハリスコ・スタジアムにおける対レオネス・ネグロス戦を2-0で制し、2019年における初勝利を獲得した。

両チームとも試合開始からかなりの勢いで出ていき、観客に面白い試合を見せた。

 

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最初のチャンスはホナタン・キンテロが抜け出して、PUMASゴールキーパー:ミゲル・フラガと1対1となったが決めきれなかった。逆に次のプレーではPUMASがミドルシュートを放ったが、相手ゴールキーパー:フロレンシオ・モランがパンチングで防いだ。

15分後にはダニエル・ガルシアがペナルティーエリア内のプレーでシュートを放ったが、正確性に欠きPUMASディフェンス陣によってコーナーキックへ逃れた。

 

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お互いが攻守でせめぎ合う中、キーパー:フロレンシオ・モランが味方ディフェンダーの拙いリバウンドで危うくオウンゴールというボールを弾く攻守を見せた。

ちょうど前半終了間際、PUMASが先制点を挙げる。フェリペ・モラがファーサイドでクロス気味のシュートを決め、1-0とした。

 

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後半は論議を醸し出すスタートとなり、ペナルティーエリア内で明らかなハンドがあったが、主審は笛を吹かなかった。レオネス・ネグロスは再び、フラガが守るゴールへ激しい攻撃を試みた。

試合においてゴールにはならなかったものの、目立ったプレーだったのはパブロ・バレーラによる痛恨のミスで、相手ゴールキーパーの前でフリーとなったにも関わらず、外す方が難しいチャンスを潰した。

 

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その後、試合を決定づける2-0の得点がPUMASに入る。ロベルト・ファレスがセンタリングをトラップしようとしたフェリペ・モラをエリア内で後ろから押し倒し、ペナルティキックを献上。これをヴィクトル・マルコラが冷静に決めた。

 

メキシコ杯グループ9はPUMASが勝ち点3で首位に立ち、CFアトラスと共に並んでいる。最下位は、レオネス・ネグロスで勝ち点0。PUMASは今年最初の勝利を収め、メキシコ杯で敗れたCFアトラスと今度はリーグ戦で対戦する。

 

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メキシコ杯 2019年後期 第2節 プレビュー

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カルロス・ゴンザレスは、日曜日の対CFアトラス戦に出場しない見通し

 

カルロス・ゴンザレスがPUMASのスタメンに戻る見通しは、今のところ不透明である。彼は右外転筋の裂傷を負い、PUMASの得点王として戻れるまでに数節掛かりそうだ。そのため、先週の土曜日に対クルブ・ネカクサ戦へ遠征しなかった。

 

彼が先週の木曜日にクラブ・アカデミー施設で行われたトレーニング中に負った怪我は、復帰するまでどの程度の時間が掛かるか未定である。しかしながら、PUMASコーチ陣に様子を見守られながら、別メニューでトレーニングを続けている。

 

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さらに筋肉の状態を調べるためにMRI検査を受ける予定で、治療に効果次第で日曜日にオリンピック・スタジアムで行われる対CFアトラス戦に出場するかしないかを見極める見通しであった。

 

彼が日曜日にプレーをしない可能性が高いにも関わらず、医療スタッフやPUMASコーチ陣は対CFアトラス戦で数分でも出場出来る希望を捨てていない。しかしながら、MRI検査の結果ではどの程度の時間を治療に必要であるか?またもしくは、第3節以外にさらに数節プレー出来ないかもしれない。

 

昨シーズンも彼は第5節の対クルブ・ネカクサ戦で左ハムストリングの筋肉損傷を負ったが、1試合のみ不出場で翌節の対クラブ・アメリカ戦ではフルタイム出場した。同時にチームの大半の選手たちは土曜日の対クルブ・ネカクサ戦の後に数日をアグアスカリエンテスで過ごし、そこからメキシコ杯の対レオネス・ネグロス戦に参加するためにグアダラハラへ旅立った。

メキシコリーグ2019年後期 第2節 裏話

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◆ダヴィッド・パティ―ニョ監督 試合後記者会見 要旨

 

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※補強選手に関して

「その件について、話をするだろう。間違いなく今週ミーティングを行い、その話題に触れるだろう。この件に関しては、これ以上はノーコメントだ。」

「この試合はリーグ戦第2節で、我々はアウェイゲームで敗れた。チームはトライをし、戦った。まだ、始まったばかりだ。」

 

  

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◆貴賓席に潜入

 

以前の記事に

個人的に仲間と一緒に応援するというスタンスから、より見やすい場所で試合を見ることに専念するというスタンスに変化してきている

と書いたことがありましたが、かねてより貴賓席(Palco=パルコ)で一度見てみたいという願望を持っていました。

 

アグアスカリエンテスには過去に一度1年半ほど住んでいたこともあって、元同僚だけでもかなりの人数がいます。そして、その当時からフェイスブックやメッセンジャーで連絡を取り続けています。

 

その中の1人に、毎回訪れるたびに会ってくれる親友がいます。そして彼女の旦那さんの 父親が、ヴィクトリアスタジアムの貴賓席を持っているということで、今回特別にご招待して頂きました。

 

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ヴィクトリアスタジアムには以前住んでいた頃から一度訪れてみたいと思っていたスタジアムで、メキシコ全土のスタジアムを知っているサポート仲間で親友のエドワルドから「一番素晴らしいスタジアムだ。」と聞いていました。

 

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観客収容人数は25500人とさほど大きくないのですが、中は非常にコンパクトで見やすいです。またサッカー専用スタジアムなので、ピッチから観客席までの距離が近いということもあります。

 

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南側に左右2つのタワーがあって、そこから上に上がれます。飲み物や食べ物の持ち込みは自由なのですが、それらを持ち込む際にはエレベーターを使用出来ません。

 

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部屋の中には電車、簡易キッチン、トイレなどがありました。欲を言えばテレビがあるとリプレイが即座に見れるのでなお良いのですが、そこはご招待頂いている立場なのであまり贅沢は言えません。

 

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試合内容がPUMASサポーターにとっては不満が多いものであったので、心の底から満喫とまではいきませんでしたが、百聞は一見に如かずであるなと改めて思わされました。ヴィクトリアスタジアムの貴賓席は買い取り制で、100万ペソ(日本円で、約567万円)もするので将来アグアスカリエンテスに住んで、仕事でバリバリ稼ぐようになったら友人と共同で購入できればと思いました。

メキシコリーグ2019年後期 第2節 Necaxa 2-1 UNAM

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PUMASはクルブ・ネカクサに敗れ、2019年未勝利のまま

 

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PUMASは対クルブ・ネカクサ戦をアウェイで敗れ、今年2敗1分け

 

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PUMASは昨シーズンとは打って変わって、違うチームになってしまったかのようだ。闘志、スピリッツ、いい思い出、補強選手。これら全てが、欠けたサッカーをしている。なぜならば、今シーズンはリーグ戦とカップ戦の3試合で、昨シーズンはベストビジターであった捕食者ぶりが全く影を潜めている。そして今、対クルブ・ネカクサ戦にも敗れた。

 

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昨夜アグアスカリエンテスにおいて、それは再び起きた。クルブ・ネカクサは2019年後期ステージの先制点を決めたのだ。これは新たにクルブ・ネカクサの監督に就任した、以前にPUMASを率いていたギジェルモ・ヴァスケスによる洗礼でもあった。

 

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そして確かにトーナメントは開幕したばかりだが、PUMASはチームの哲学やカラーを発揮し続けることが出来ず、昨シーズン同様の陣容で補強をしないという決断(それはマティアス・アルスティサの退団やカルロス・ゴンザレス、ファン・マヌエル・イトゥルベらの負傷により攻撃面において多大な影響を及ぼしている)のもと、そのサッカーをする、若い才能を輝かせるために必要なものを欠いているのだ。それでもなお、フェリペ・モラはPUMAS攻撃陣の責任を一身に背負って同点弾を叩き込んだのだが、それでは不十分だった。

 

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クリスティアン・カルデロンが決めたクルブ・ネカクサの先制点、そして一瞬ではあったもののPUMASの期待を沸かせたフェリペ・モラの同点弾。それでもなお、PUMASは崩壊し始めたのだ。

 

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PUMASの崩壊はいみじくも最後にリーグ優勝を収め、そして今クルブ・ネカクサを率いるギジェルモ・ヴァスケスによって、どうすればPUMASを倒せるか?を示されたのであった。時間は経過し、出口が見えないかと思われた状況をフェリペ・モラの同点弾によって、脱出したかに見えた6分後の後半38分に右サイドから個人技で持ち上がったカルロス・グスマンによるセンタリングをゴールエリア左サイドからペドロ・カンポスの折り返しにがら空きとなった逆サイドで合わせたブライアン・フェルナンデスが押し込んだゴールは、線審がオフサイドの判定をしたもののVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるレビューで得点となった。

 

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PUMASにとっては最悪の展開となり、主審がブライアン・フェルナンデスの得点を宣告した瞬間、PUMASの敗北がほぼ確定したのであった。しかしながら、シーズンは始まって第2節を消化したばかりであるという曖昧な確信のもと、PUMASにとって未だに結果を出せないプレッシャーはない。

 

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メキシコリーグ2019年後期 第2節 プレビュー

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我々には非常にいい選手が揃っていて、下部組織出身選手たちも同様で良い陣容だ

 

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「非常にいい選手が揃っていて、下部組織出身選手たちも同様で良い陣容だ。我々は戦って、昨シーズン同様もしくはまだそれ以上のことをしなければならない。」と、PUMASのアカデミー施設でトレーニング終了後に、ヴィクトル・マルコラは記者会見で語った。

 

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彼は、開幕戦の対ティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス戦のスコアレスドローについて述べた。

「ビデオで開幕戦を見て、我々が勝利するに相応しかったと思う。決めきれなかった得点シーンをたくさん作ったし、決めたと思ったプレーはオフサイドの判定だった。それが現実だ。だがシーズンは始まったばかりだし、リーグ戦もたった1試合だけだ。カップ戦ではチームの全員が自身を示すためのチャンスを与えるためにローテーションがある。チームは対クルブ・ネカクサ戦で勝ち点3を挙げるために、ハードワークをしていると思う。我々は、全ての試合においてそれにチャレンジする。」

 

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昨シーズン起きたことは、もう考えないことを強調した。

「昨シーズンのリギージャ(プレーオフ)準決勝でクラブ・アメリカに負けたことで、サポーターの心は未だに痛むし、それは我々も同じだがもう終わったことだ。犯したミスは、それを学ぶためにある。これは新しいトーナメントだが、リベンジするためにあるだろう。勝つときも負けるときも、責任はチーム全員にある。」

 

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最後に最後の試合でMFにポジションを戻した後で、試合のピッチ内におけるポジショニングには心配していないと言った。

「明らかに自分の得意なポジションではないけど、何度か左サイドバックでプレーをしたことがある。ダヴィッド・パティ―ニョ監督が必要とする限り、出来るだけ彼が考えたポジションでベストを尽くすようにする。」

 

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◆対クルブ・ネカクサ戦の前にPUMASにとって、悪いニュースが。この木曜日に行われたトレーニングにおいて、カルロス・ゴンザレスが筋肉痛を訴えた。MRI検査が行われ、結果は未だ不明。アグアスカリエンテス遠征に帯同するようだが、スターティングメンバーからは外れるか?今のところ、不明。